やんばるの春は、やさしい。
やんばるの春は、やさしい。
土の中にたっぷりと水を抱えたキャベツが、ゆっくりと甘さを蓄える季節です。
今回の一皿は、その“今”をそのまま閉じ込めました。
主役は、やんばるで育った春キャベツ。
味のベースは、あえて削ぎ落とし、塩とキャベツ自身の水分だけ。
火を入れて、潰して、ぽてっとしたピュレに。
それだけで、驚くほど甘く、深く、やさしい。
そこに重ねるのは、食感と香りのレイヤー。
軽やかなパイの香ばしさ。
キャベツの芯のピクルスの、きゅっとした酸。
そして最後にふわりと立ち上がるのは、大宜味村・奈良さんが育てたうっちん(ウコン)の香りが土と太陽を感じます。
ジョンさんのチーズが、静かにコクを添えて、一皿の中で、畑と人と時間がつながっていきます。
派手さはないけれど、じんわりと沁みる。
気づけばスプーンが止まらない、そんな料理です。
旬を、まっすぐに。
今しか出せない味、ぜひ体験してみてください。